【第8回 『まなcafé Lab』②! 】
こんにちは!
11月7日に報告させていただいた、第8回『まなcafé Lab』(以下まなラボ)の続きをご報告させていただきます!
まなラボとは、「学力の三要素」に基づき、社会で自立的に活動していくために必要な力を身につけるための活動です。アクティブラーニングを中心とした学習を行っています。
※ 学力の三要素:【知識・技能】【思考力・判断力・表現力】【主体性・多様性・協働性】
11月7日の記事はこちら
https://manabi-cafe-ri-shi.localinfo.jp/posts/7254060
これまでは日曜日に実施していたまなラボは、今月から平日に実施しています(*^▽^*)
今月は月・水曜日に実施し、2回完結の内容です。
今回のテーマは「労働環境」
生徒により身近なものとして考えてもらうために、以下の課題設定で取り組んでもらいました(>ω<)
「あなたは利尻高校の校長先生です。最近、利尻高校の教員一同から、労働時間が長いと不満が寄せられています。教員の労働環境の現状を分析し、原因を突き止め、改善するために何をすればいいのか、解決策を考えてください」
今回は「シックスハット法」という発想法をアレンジして利用しています!
シックスハット法とは
以下の6つの視点でテーマについて考える発想法です。
①客観的
②直感的
③肯定的
④否定的
⑤革新的
⑥俯瞰的
グループ全員が同じ視点で発想していきます。
最初にグループ全員で「客観的」視点で意見を出し合います。ここでは、感情や憶測などの意見は出さず、客観的なデータなどを出し合います。たとえば、「高校教員の平均労働時間は○○時間」など、テーマを考えるうえで必要な情報を出し合う時間です。
次に、同じようにグループ全員で「直観的」視点で意見を出し合っていきます。ここでは、「これは良いことだと思う」など、自分の感情をそのまま表現します。
このように、グループ全員で同じ視点になって、テーマについて意見を出し合っていくという方法です。
それぞれの視点を象徴する色を決め(例:客観的=白、直観的=赤、肯定的=黄、否定的=黒、革新的=緑、俯瞰的=青)、その色の帽子を全員が被って話し合うことから「シックスハット法」と名付けられています。
シックスハット法という慣れないツールでのワークでしたが、生徒はみんな、こちらが予想していた以上に多くの意見を考え、提案してくれました\(^o^)/
「学校の先生はどんな仕事をしているのか」「どんなことに時間がかかるのか」、生徒それぞれが具体的な例を挙げながら取り組んでくれて、模造紙が付箋でいっぱいになりました(≧▽≦)
今月は月曜チームと水曜チームに分かれ、それぞれが自分たちの意見をまとめるところまでをゴールとしました。どちらのチームも自分たちで考えた意見を見返しながら、考えを深められたのではないかと思います(*^^*)
今回のまなラボには合計8名が参加!
まなラボ後のアンケートの「今回のまなLabで学んだこと、特に大事だと思ったことを振り返り、記入してください」という欄には、生徒たちが以下のようなコメントを書いてくれました(#^^#)
「他の人と協力し合いながら話し合いを進めることが久しぶりだったので、課題が見つけられて良かった」(2年女子)
「周囲の人と話し合い、課題を解決していこうとする気持ち」(2年男子)
「効率的が正解なのかはわからない」(2年男子)
「シックスハット法は色々な意見がでていいと思った」(1年男子)
「べつの視点から見ることが大事だと思った」(1年男子)
「なるべく多くの意見を出すということ。」(1年女子)
「ひとつのことに対して、色々な見方があることがわかったから、これから活かしていこうと思った」(1年女子)
スタッフが思っていたよりも、高校生がグループワークを行う機会は少ないようだったので、今後まなLabも活用しながら慣れていってほしいと思いました(^^)
今回は2回完結のまなラボでしたが、1回しか参加できない生徒が多数いました。
また、グループワークに慣れない生徒が戸惑う場面もありました。
グループでの話し合いよりも個人で考えて意見を出すことが多くなってしまうなどといったこともあり、課題も多くみられました。
今後まなLabを実施していくうえで、改良を行い、トライアル&エラーを繰り返しながら、生徒にとって良い内容にしていきます!
今後も定期的にご覧いただけたら嬉しいです(>ω<)
0コメント