あなたが校長先生なら…
まなびcafé Ri-shiでは、月に1回、まなcafé Lab(以下、まなLab)という特別講座をおこなっています。この講座では、これからの社会に求められる力を身につけるため、アクティブラーニングを中心とした学びの機会を提供しています。
そして、9月からは、課題解決型学習を行っています。現実に起きている社会問題など、正解のない課題に取り組むことで、問題解決へのアプローチ方法を身につけることができます。
自ら考え、より良い形を提案していく力を身につけていってほしいと思い、毎月生徒に課題に向き合ってもらっています。
10月は「地方創生」をテーマに、「あなたは、利尻高校の校長先生になりました。年々、生徒の数が減少しているため、このままでは島から高校がなくなってしまいます。あなたが、校長先生ならどんな対策を打ちますか。」という課題に対し、解決案を提案してもらいました。
今回の講義では、課題分析のために『なぜなぜ分析』という手法(なぜに対するなぜを繰り返し考え、根幹にある課題を見つ出す方法)を用いて、さらにその課題に対する解決策をブレーンストーミングとKJ法を用いて、整理していきました。
高校生の分析によれば、利尻高校の生徒数が減少している理由は、①部活動の実績がない、②進学に必要な学力が身につきにくいということでした(今回は②について、さらに考えてもらいました)。
なぜ②のような状況になっているかといえば、(1)留年しない、(2)赤点をとっても補習のみで済むような、勉強をしなくてもよい環境があるからだと分析し、この対策としては、1⃣成績の評価方法の改善(定期テスト廃止⇒毎週の小テスト実施による学習習慣の定着を図る)、2⃣生徒が生徒に教える授業(生徒の主体性やアウトプット力の向上を図る)を提案しました。
短時間で、現状分析から解決策の提案まで、見事にやってくれました。
11月は、働き方改革をテーマに、「あなたは利尻高校の校長先生です。最近、利尻高校の教員一同から、労働時間が長いと不満が寄せられています。教員の労働環境の現状を分析し、原因を突き止め、改善するために何をすればいいのか、解決策を考えてください」という課題に取り組んでもらいます。
こうご期待です!!
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